年間を通して観光客が絶えず、グルメや自然、歴史ある観光地など全てにおいて魅力満点の九州・沖縄地方。日本の南部に位置し1年を通して暖かい沖縄、比較的ずっと暖かい九州は桜の開花時期も日本一早いんです!
今回は九州・沖縄地方のお花見・桜名所をご紹介します。
全国の桜名所についての記事はこちら!↓↓
【お花見】この春行きたい!日本全国桜名所を一挙大公開!
【福岡県】お花見・桜絶景スポット
白野江(はくのえ)植物公園

白野江植物公園の桜を見に行こう(写真提供 Instagram: tubejp1999様)
福岡県指定天然記念物の「白野江のサトザクラ」をはじめ約60種、約800本の桜を鑑賞でき、九州の桜名所として広く知られている「白野江植物公園」。早くて2月には寒桜や河津桜が咲き始め、ソメイヨシノや八重桜など色々な種類の桜が長い期間咲いています。

約60種類もの桜が植えられている白野江植物公園(写真提供 Instagram: y_kato5様)
2月には河津桜が咲き始めるということで、もしかしたら雪と河津桜の奇跡的なコラボレーションを見ることができるかも!?
白い雪と濃いピンク色の河津桜がなんともマッチしていて、ロマンチックな雰囲気です。
雪と河津桜のコラボレーション(写真提供 Instagram: lionmaru_photo様)
【白野江植物公園 基本情報】
アクセス:(電車)JR「門司港駅」からバスに乗り「白野江二丁目」下車徒歩約2分/(車)九州自動車道門司ICから約5分
住所:〒801-0802 福岡県北九州市門司区白野江2-7
駐車場:有り 84台(300円/1回)
公式HP:北九州市立 白野江植物公園
西公園

西公園の桜を見に行こう(写真提供 Instagram: milanistamino27様)
福岡県のほぼ中心部に位置する「西公園」。「日本さくら名所100選」にも選ばれており、春には約1,300本もの桜が咲き誇ります。山頂には展望台があり、そこからは博多湾や志賀等を大パノラマで楽しむことも!
園内にある光雲神社を囲うように桜が咲く様子も、とても趣があり情緒あふれる光景を見ることができます。

西公園の趣あふれる桜の様子
【西公園 基本情報】
アクセス:(電車)福岡市営地下鉄「大濠公園駅」から徒歩約15分/(車)福岡高速道路西公園出入口から約5分
住所:〒810-0061 福岡県福岡市中央区西公園13
駐車場:有り 75台(無料)
公式HP:西公園
【佐賀県】お花見・桜絶景スポット
馬場の山桜

馬場の山桜を見に行こう(写真提供 Instagram: tyommy様)
市指定天然記念物に登録され、樹齢はおよそ120年の「馬場の山桜」。樹高約12m、根周り3.1mと市内に存在する山桜の中でも随一の大きさを誇り、立派な一本桜としてとても有名です。

立派な一本桜、馬場の山桜は必見(写真提供 Instagram: tomosan_d1様)
夜にはライトアップされ、地面に咲く菜の花と大きくそびえ立つ山桜が照らされた姿はとても美しく、堂々としたその姿に目を奪われる事でしょう。
【馬場の山桜 基本情報】
アクセス:(電車)JR「武雄温泉駅」から車で約20分/(車)長崎自動車道武雄北方ICから約30分
住所:〒849-2342 佐賀県武雄市武内町
駐車場:無し
公式HP:武雄市観光協会
小城公園(おぎこうえん)

小城公園の桜を見に行こう
「日本さくら名所100選」に選ばれ、小城藩初代藩主鍋島元茂、2代直能らによって作られた名庭園である「小城公園」。園内には約3,000本もの桜が咲き誇り、毎年多くの花見客で賑わいを見せます。

名庭園である小城公園の桜(写真提供 Instagram: yuuki178.178様)
夜には多くのぼんぼりが桜を照らし、ライトアップされた桜全体が池に反射しているその光景は、まさに鏡のようにキラキラ光る宝石のよう。感動のあまりため息が漏れてしまうほどでしょう。

まるで宝石のような輝きを見せる小城公園の夜桜(写真提供 Instagram: ushijimakouji様)
【小城公園 基本情報】
アクセス:(電車)JR「小城駅」から徒歩約5分/(車)長崎自動車道小城スマートICから約5分
住所:〒845-0001 佐賀県小城市小城町185
駐車場:有り 400台(無料)
公式HP:小城市
【長崎県】お花見・桜絶景スポット
西海橋(さいかいばし)公園

西海橋公園の桜を見に行こう
佐世保市のお花見名所として知られ、昭和30年の西海橋建設を機に造られた「西海橋公園」。約1,000本の桜が咲き誇り、春には花見客だけでなく遠足などで多くの人が訪れます。

花見客や遠足で春は賑やか(写真提供 Instagram: ryu_bluemoon11様)
また園内には芝生公園や展望所、草スキーなどのフィールドアスレチックも充実!これだけ遊べる場所が多くあると、大人も子どもも1日中楽しめて良いですね。桜名所だけではない西海橋公園、ぜひ訪れたいスポットです!

1日中遊べる西海橋公園
【西海橋公園 基本情報】
アクセス:(電車)JR「ハウステンボス駅」からタクシーで約10分/(車)西海パールライン小迎ICから約3分
住所:〒859-3451 長崎県西海市 佐世保市針尾東町2678
駐車場:有り 500台(無料)
公式HP:長崎県立西海橋公園
大村公園

大村公園の桜を見に行こう
「日本さくら名所100選」にも選ばれ、園内には21種類、約2,000本もの桜が咲いている「大村公園」。中には国指定天然記念物であるオオムラザクラが植えられていて、2段咲き(外側が満開を迎える頃、花芯のつぼみが現れまた新たに咲くこと)で花びらが60〜200枚咲くボリュームが見どころです。

国指定天然記念物のオオムラザクラを見てみたい
夜間にはライトアップもあり、昼とは一味違う幻想的な桜並木を見ることができます。

ライトアップされた幻想的な大村公園の桜(写真提供 Instagram: _neo_betty_様)
【大村公園 基本情報】
アクセス:(電車)JR「大村駅」から長崎県営バス「市役所前」下車徒歩すぐ/(車) 長崎自動車道大村ICから約15分
住所:長崎県大村市玖島1-45-3
駐車場:有り 450台(無料)
公式HP:長崎県大村市観光情報サイト
【熊本県】お花見・桜絶景スポット
一心行の大桜

一心行の大桜を見に行こう(写真提供 Instagram: take___25様)
菜の花の絨毯の上に堂々とそびえ立つ、樹齢400年の一本桜である「一心行の大桜」。樹高14m、枝張り東西21.3m、南北26m、幹周り7.35mととても立派で、南阿蘇村のシンボルとも言えるヤマザクラです。

南阿蘇村のシンボルである一心行の大桜
満開時には夜間にライトアップが行われ、この神秘的な一本桜の姿を一目見ようと大勢の人が集まります。圧倒的な存在感のある一心行の大桜は、人々にとってパワースポット的な役割なのかもしれません。

人々の心の拠り所である一心行大桜(写真提供 Instagram: miki_pom_insta様)
【一心行の大桜 基本情報】
アクセス:(電車)南阿蘇鉄道「中松駅」から徒歩約15分/(車)九州自動車道熊本IC、または九州自動車道益城熊本空港ICから約60分
住所:〒869-1505 熊本県阿蘇郡南阿蘇村中松3226-1
駐車場:有り 700台
公式HP:南阿蘇村
熊本城

熊本城の桜を見に行こう
ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヒゴザクラなど約800本の桜が咲き誇る「熊本城(熊本城公園)」。平成28年の熊本地震で被災し、復旧が続く熊本城ですが、現在では被災状況や復旧の様子などを見学できる場もあります。
加藤清正像と桜のコンビネーションは、まさに「日本美」を表しているかのような光景です。

加藤清正像と桜のコンビネーション(写真提供 Instagram: kei.maeda.79様)
また夜間には熊本城全体がライトアップされ、桜と共に美しく照らされます。

熊本城と桜がライトアップされた様子
【熊本城 基本情報】
アクセス:(電車)JR「熊本駅」から市電約17分、熊本城・「市役所前」下車、徒歩約10分/(車)九州自動車道熊本ICから約30分または植木ICから約40分
住所:〒860-0002 熊本県熊本市中央区本丸1-1
駐車場:有り 210台(200円/2時間)
公式HP:熊本城
【大分県】お花見・桜絶景スポット
四浦(ようら)半島

四浦半島の桜を見に行こう(写真提供 Instagram: knaa_travel様)
地域住民を中心に植樹された約5,000本の河津桜が咲き誇る「四浦半島」。早くて2月には桜が咲き始め、大分県久津見氏に春の訪れを知らせるシンボルとして多くの人から愛されています。

四浦半島の河津桜が春の訪れを知らせる(写真提供 Instagram: bootan27様)
海辺の神社として知られる「天満社」の鳥居を包むようにして咲く、濃いピンク色の河津桜がとてもきれいに映えます。人気フォトスポットとして有名で、春にはここで写真を撮る人がたくさん!

天満社の鳥居を包むように咲く河津桜(写真提供 Instagram: you_k_i.ouo様)
【四浦半島 基本情報】
アクセス:(車)東九州自動車道津久見ICから約20分
住所:大分県津久見市四浦半島
駐車場:有り (無料)
公式HP:久津見市観光協会
不動尊一心寺(いっしんじ)

不動尊一心寺の桜を見に行こう
山に囲まれた谷間に位置する「不動尊一心寺」。上から見下ろした時に緑色や黄色など、15種類以上もの珍しい八重桜を見渡すことができ、その美しい光景は「桜の雲海」と呼ばれています。
桜が散るとき、山の谷間から桜の花びらが舞う様子は「桜の竜巻」、その後散った桜が下に落ちた様子は「桜の絨毯」と呼ばれています。このようにしてまるで芸術の世界のような美しさを持つ不動尊一心寺の桜を一目見ようと、県外からも多くの人が訪れます。

桜の雲海と呼ばれる不動尊一心寺の桜
もう一つの楽しみは夜のライトアップ!まるで宝石箱の中から宝物が溢れ出るかのようなその絶景は、一度見たら忘れられません。
宝物箱の中を覗いてるかのような美しさ
【不動尊一心寺 基本情報】
アクセス:(電車)JR「大分駅」から徒歩すぐの3番乗り場から野津原方面行きバスに乗り約30分 「塚野温泉入口」下車徒歩約15分
住所:〒870-1163 大分県大分市廻栖野1305
駐車場:有り 100台(無料)
公式HP:不動尊一心寺
【宮崎県】お花見・桜絶景スポット
花立(はなたて)公園

花立公園の桜を見に行こう(写真提供 Instagram: sna_go様)
標高489mに位置し、20haの広大な園内にソメイヨシノや山桜など約10,000本もの桜が咲き誇る「花立公園」。園内を埋め尽くしてまうほどの桜に、訪れた人たちはみな圧倒されます。

山を埋め尽くすほどの桜が咲いている花立公園(写真提供 Instagram: sna_go様)
園内には遊歩道や展望台があり、また下をのぞくとゴルフ場も。こんな素敵な山を見上げながらプレイするゴルフは最高です!

桜の山を見ながらゴルフ(写真提供 Instagram: tawatomobase様)
【花立公園 基本情報】
アクセス:(車)宮崎道田野ICから約40分
住所:宮崎県日南市北郷町郷之原甲2784
駐車場:有り 190台(無料)
公式HP:観光 日南の旅
西都原(さいとばる)古墳群

西都原古墳群の桜を見に行こう
319基の古墳が点在している特別史跡で、日本最大級の古墳である「西都原古墳群」。春になると約2,000本の桜と約30万本の菜の花が咲き誇る。上を見れば桜のピンク色、下を見れば菜の花の黄色と、春らしく華麗なバイカラーを見せてくれます。

春にしか見られない自然のバイカラー
4月中旬までは八重桜やツツジが花開いているため、新緑の季節には鮮やかな緑色が加わった、色とりどりの西都原古墳群を見ることも!まさに春色ですね♪

春色に染まった西都原古墳群(写真提供 Instagram: hide_6d2様)
【西都原古墳群 基本情報】
アクセス:(電車)JR「佐土原駅」から宮崎交通バスで約30分、「西都バスセンター」下車、タクシーで約5分/(車)東九州自動車道西都ICから約10分
住所:〒881-0005 宮崎県西都市三宅
駐車場:有り 1,200台(無料)
公式HP:西都市観光協会
【鹿児島県】お花見・桜絶景スポット
忠元(ただもと)公園

忠元公園の桜を見に行こう
「日本さくら名所100選」に選ばれており、園内の桜並木は約2kmもの長さがある「忠元公園」。約1,000本の桜が毎年多くの花見客を出迎えます。

忠元公園の約2km続く桜並木を歩く
また夜間にはおよそ1,000個以上もの提灯が灯され、桜並木が幻想的な雰囲気に。まるで春に見られるイルミネーションとも言えるような煌びやかなその光景は、人々を魅了することでしょう。

提灯が灯された桜並木
夜道も桜とライトアップによって輝きます。

ライトアップされた忠元公園に行ってみよう(写真提供 Instagram: 3955ryou様)
【忠元公園 基本情報】
アクセス:(電車)JR・肥薩おれんじ鉄道「新水俣駅」からバスで約60分、「大口バスセンター」下車徒歩約10分/(車)九州自動車道人吉ICから約40分
住所:〒895-2506 鹿児島県伊佐市大口原田2484-193
駐車場:有り 260台(無料)
公式HP:伊佐市観光協会
霧島神宮

霧島神宮の桜を見に行こう
天孫降臨(てんそんこうりん)の地、霧島に造られた「霧島神宮」。坂本龍馬が日本で初めての新婚旅行で訪れた霧島連峰でも知られています。境内には約200本の桜が咲き、赤い鳥居と桜のコントラストが美しい人気のお花見スポットです。

鳥居と桜のコントラストが美しい(写真提供 Instagram: msymr17様)
歴史ある霧島神宮の境内を桜がなんとも華やかに彩ります。

霧島神宮 境内の桜
【霧島神宮 基本情報】
アクセス:(電車)JR「霧島神宮駅」からバス(霧島いわさきホテル行き、約15分)で「霧島神宮停留所」下車、徒歩約5分/(車)九州自動車道溝辺鹿児島空港ICから約40分(国道504号・県道60号線経由)
住所:〒899-4201 鹿児島県霧島市霧島田口2608-5
駐車場:有り 600台(無料)
公式HP:霧島神宮
【沖縄県】お花見・桜絶景スポット
今帰仁(なきじん)城跡

今帰仁城跡の桜を見に行こう
沖縄本島北部唯一の世界遺産である「今帰仁城跡」。毎年春になると「今帰仁グスク桜まつり」が行われ、多くの人が集まる人気イベントです。城壁に桜がかかる様子がなんとも趣深く、その背景には透き通った東シナ海が広がります。

今帰仁城跡の城壁と桜(写真提供 Instagram: hirominakahara0529様)
日没後にはライトアップされ、城壁や参道がキラキラと輝く「グスク花あかり」も見どころ。特設舞台では地域の伝統芸能が披露され、沖縄の雰囲気を思う存分お楽しみ頂けます。

グスク花あかりで沖縄を堪能(写真提供 Instagram: kazuhikooshiro様)
【今帰仁城跡 基本情報】
アクセス:(車)沖縄自動車道許田ICから約40分
住所:〒905-0428 沖縄県国頭郡今帰仁村今泊5101
駐車場:有り 320台(無料)
公式HP:世界遺産 今帰仁城跡
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【沖縄県】自然豊かな「今帰仁村」で歴史と伝統文化に触れる
名護城公園

名護城公園の桜を見に行こう(写真提供 Instagram: 0807saki様)
「日本の春はここから始まる」と言われ、日本で最も早く桜の開花を知らせる「名護城公園」。鮮やかなピンク色の寒緋桜が約2kmの遊歩道を彩ます。

寒緋桜が彩る遊歩道(写真提供 Instagram: hohohousuke様)
丘の上には展望台があり、そこから見えるのはエメラルドグリーンに輝く東シナ海!美しいブルーと寒緋桜のピンクのコントラストはまさに絶景です。沖縄らしい桜を名護城公園で楽しんでみてはいかがですか!?

東シナ海と寒緋桜がベストマッチ!(写真提供 Instagram: guest_house_kala様)
【名護城公園 基本情報】
アクセス:(車)沖縄自動車道許田ICから約15分
住所:〒905-0012 沖縄県名護市名護5511
駐車場:有り 200台(無料)
公式HP:名護グスク公園
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沖縄【カンヒザクラ】の三大名所で一足早い春の訪れを感じよう!
九州・沖縄地方のお花見スポットの参考に!
今回は九州・沖縄地方のお花見スポット・桜名所についてご紹介してきました。歴史的な場所から人気観光地まで、魅力溢れる九州・沖縄地方!桜名所も美しい場所ばかりです。
お花見の際にはぜひこちらを参考にしてみてください!