「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」とは
佐賀インターナショナルバルーンフェスタでの過ごし方
バルーン競技の楽しみ方
佐賀インターナショナルバルーンフェスタ会場外の見どころ
佐賀バルーンミュージアム
干潟よか公園のシチメンソウ
アクセス
まとめ
周辺情報

毎年11月初めごろに開催される「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」。世界中から集まった100機を超えるバルーンが佐賀の秋空を彩り、競技開始直後のバルーン一斉離陸は圧巻の光景です。

2022年は11月2日(水)~11月6日(日) に開催。今年は有観客での実施となります。期間中はバルーン競技のほか、様々なイベントが催されますよ。※11月7日(月)は表彰式を開催

今回は、佐賀インターナショナルバルーンフェスタを満喫するためのポイントを紹介します。

「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」とは

河川敷から見る佐賀バルーンフェスタ

観客のすぐ近くを飛ぶバルーン

「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」は、毎年11月初めに佐賀県佐賀市の嘉瀬川河川敷で開催される熱気球の国際大会です。

1978年に福岡県で「バルーンフェスタin九州」として開催されたのが始まりで、1980年の第1回からは佐賀県に会場を移します。今では100万人近くの観光客が訪れる人気イベントで、2016年には世界選手権の開催地にもなりました。

熱気球の競技について

熱気球の競技大会とは、一般的に操縦の正確さやゴールまでどれだけ近づけるかを競うスポーツ。横に動く推進力を持たない熱気球をバーナー操作でバルーン内の温度を上下させ、行きたい方向に吹く風に乗せて飛行させます。

「ターゲット」と呼ばれるゴールを目指し、ターゲットにどれだけ近づいたかを測定するため、飛行中に砂袋の「マーカー」を地上に落とします。ポイントは、ターゲットとマーカーの距離。ターゲットの中心とマーカーの距離の短さで得点を競います。

熱気球では、競技のことを「タスク」と言い、約20種類ほどあるタスクは主に、正確に飛行することを競うタスク・飛行運動の正確さを競うタスク・飛んだ距離やスピードを競うタスクの3つ。その日の天候や風を考慮し、主催者・競技委員によってタスクが決定されます。

佐賀バルーンフェスタでも様々な競技が行われ、マーカーを落とす瞬間を間近で見ることもできます。競技について知っておくと、より観戦が楽しくなりますよ。

イベント期間中だけ登場するJRバルーンさが駅

バルーンさが駅の看板

バルーンさが駅の看板

佐賀バルーンフェスタが開催される嘉瀬川河川敷に、イベント期間中だけ「JRバルーンさが駅」が設置されます。JR長崎本線の鍋島駅と久保田駅の間で、駅は会場内にあるためアクセス抜群です。

特急列車も臨時で停車するので、訪れる際はぜひバルーンさが駅を利用しましょう。

憩いの広場

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ期間中オープンしている「憩いの広場」。佐賀県の特産品やおみやげの販売、ご当地グルメが楽しめるコーナーです。

佐賀の山の幸、海の幸を堪能できるバルーンモール「うまかもん市場」も、憩いの広場にオープンしますよ。またステージコーナーではスペシャルライブやヒーローショーなどが日替わりで開催されます。
■ステージコーナータイムテーブル:2022佐賀インターナショナルバルーンフェスタ event-stage

佐賀インターナショナルバルーンフェスタでの過ごし方

朝のバルーン競技(7:00〜)

日の出前の佐賀バルーンフェスタ

まだ日が出ていないころから準備が始まる

佐賀インターナショナルバルーンフェスタで行われるバルーン競技は1日2回。1回目は朝7時から始まります。11月の佐賀の日の出は6時半頃。選手やスタッフは太陽が出ない時間から準備を始め、競技開始に備えます。

バルーン競技の最大の見どころは、バルーン競技開始直後の「一斉離陸」。会場に並ぶたくさんのバルーンが、開始の合図とともに一斉に飛び立っていきます。

佐賀バルーンフェスタの一斉離陸

朝の競技の一斉離陸

大きなバルーンが一斉に飛び立つ迫力とともに、朝焼けに染まる空を飛ぶ様子は感動的な光景です。朝7時と少し早い時間ですが、早起きして見る価値は十分にありますよ。

佐賀バルーンフェスタのタスク競技の様子

競技の様子

会場を飛び立ったバルーンたちはそれぞれ競技へと移ります。ゴール地点が会場の競技もあり、間近で砂袋の「マーカー」を落とす瞬間を見られます。

バルーンファンタジア(朝のバルーン競技終了後〜)

佐賀バルーンフェスタのバルーンファンタジアの様子

キャラクターや動物のバルーン

朝の競技終了後、競技エリアにはアニメの人気キャラクターや動物などの巨大バルーンが登場します。可愛らしいバルーンばかりなので、家族連れは必見のイベント。

バルーンのフライトはありませんが、天候がいい場合は普段入ることのできない競技エリア内にも入れるので、間近でバルーンを見られます。

気球教室(13:00〜)

毎日開催される「気球教室」では、実際にバルーンの立ち上げ、片付けを体験できます。パイロットやクルーの指示のもと、バルーン内に風を入れるところやバーナーで熱風を送ったりと、他ではなかなか経験できないものばかり。バルーンの仕組みや特性を学ぶこともできます。

ただし、バルーンへの搭乗はできないので注意しましょう。

夜間係留(11月5日・6日の18:30〜)

佐賀バルーンフェスタの夜間係留の様子

夜間係留

気球というと昼間のイメージが強いですが、夜も楽しめるのが佐賀バルーンフェスタ。夜間係留の「ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン」が期間中の土・日曜に開催されます。

暗闇の河川敷に並べられたバルーンが、バンドの生演奏に合わせてライトアップされる光景は幻想的です。ショーの最後には「バーナー・オン!」の掛け声と共に、全てのバルーンのバーナーを一斉に点火し、花火が打ち上げられます。

佐賀バルーンフェスタの夜間係留・バーナーバージョン

夜間係留・バーナーバージョン

強風でバルーンを立ち上げるのが困難と判断された場合は、バーナーのみの「バーナーバージョン」が実施されることもあります。

【佐賀インターナショナルバルーンフェスタ 基本情報】
開催場所:〒840-0861 佐賀県佐賀市嘉瀬町嘉瀬川河川敷及び佐賀平野一帯
開催期間: 2022年11月2日(水)~11月6日(日) ※11月7日(月)は表彰式を開催
■公式サイト:佐賀バルーンフェスタ組織委員会ホームページ
■パンフレット:2022佐賀インターナショナルバルーンフェスタ
■イベントステージタイムテーブル:2022佐賀インターナショナルバルーンフェスタ event-stage

バルーン競技の楽しみ方

バルーン競技は朝がおすすめ

佐賀バルーンフェスタのバルーンと朝日

朝焼けの中を飛ぶバルーン

1日2回行われるバルーン競技ですが、おすすめは朝7時からの競技。朝焼けに照らされながら飛行するバルーンが見られるのもおすすめする理由ですが、バルーンが飛ぶ確率が高いというのも理由です。

バルーンを飛ばすには風が重要で、少しでも風が強いと競技が中止になってしまいます。朝の時間帯は風が穏やかな場合が多く、逆に午後は風が強い傾向があるため、競技を見る場合は朝がおすすめです。

その日の開催状況に関しては、会場内のアナウンスや、公式サイトTwitterなどで知ることができるので、チェックしておきましょう。

対岸から川に映るバルーンを見る

佐賀バルーンフェスタで嘉瀬川にバルーンが映る様子

嘉瀬川に映るバルーン

会場から見る、目の前で飛び立つバルーンも迫力がありますが、川の対岸から見るのもおすすめです。川に映るバルーンが見られるので、撮影スポットとして人気。また、対岸から見ると飛び立つバルーンの背後に朝日が昇るため、朝焼けに染まる空の中を飛行するバルーンが見られますよ。

注意事項

バルーンが飛ぶかは天候次第

バルーンを立ち上げたり、うまく飛ばすには天候が大きく関わってくるので、雨天や強風などの場合は中止になることもあります。

競技直前に開かれる運営側と競技者の協議によって決定され、飛ばない可能性もあるので注意しましょう。

バルーンには乗れない

佐賀インターナショナルバルーンフェスタの会場内では、残念ながらバルーンに乗ることはできません。以前は搭乗体験を行うこともありましたが、安全を考慮して、現在は観客の搭乗体験は行っていません。

なお、普段は競技エリア内に入ることはできませんが、「バルーンファンタジア」の時間や「気球教室」、などでバルーンに近づくことはできます。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタ会場外の見どころ

佐賀インターナショナルバルーンフェスタを訪れた際は、ぜひ会場の外にも足を運んでみましょう。市街地へは、佐賀バルーンフェスタ期間中のみ大人250円、子ども130円のシャトルバスが運行するので、そちらを利用すると便利です。パンフレット2ページ目のマップも参考にしてみてくださいね。

佐賀バルーンミュージアム

佐賀バルーンミュージアムの外観

佐賀バルーンミュージアム

2016年にオープンした「佐賀バルーンミュージアム」は、日本初の常設型バルーンミュージアムです。バルーンの歴史やバルーンフェスタで撮影された映像を楽しめる大型シアター、バルーンフライトシュミレーターなど、バルーンを一年中体感できます。

■公式サイト:佐賀バルーンミュージアム

干潟よか公園のシチメンソウ

干潟よか公園に咲くシチメンソウ

シチメンソウ

有明海沿岸に位置する「干潟よか公園」。干潟や大型遊具、江戸時代の民家を再現した建物など、子どもから大人まで楽しめます。

この干潟よか公園で人気を集めているのが、海の紅葉とも呼ばれている「シチメンソウ」です。ちょうど佐賀バルーンフェスタと同じ時期の11月上旬に見頃を迎え、海岸を真っ赤に染め上げます。

2022年は11月3日(木)に「シチメンソウまつり」も開催され、バルーンフェスタの会場とシチメンソウ会場をつなぐシャトルバスが運行されます。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタへのアクセス

最寄駅:JRバルーンさが駅

佐賀駅からのアクセス

【佐賀駅】- JR長崎本線 / 長崎方面
→【バルーンさが駅】

博多駅からのアクセス

【博多駅】- JR特急かもめ・みどり / 佐世保方面
→【バルーンさが駅】

佐賀空港からのアクセス

【佐賀空港】- 連絡バス・佐賀市営 / 佐賀駅行き
→【佐賀駅】- JR長崎本線 / 長崎方面
→【バルーンさが駅】

一日中楽しめる佐賀インターナショナルバルーンフェスタ

佐賀インターナショナルバルーンフェスタは、バルーン競技以外にもたくさんの見どころがあるイベントです。紹介した佐賀のグルメを味わう以外にも、コンサートやトークショー、超一流のライダーが華麗なテクニックを披露するバイクショーなど、楽しめるイベントが盛りだくさんです。

佐賀インターナショナルバルーンフェスタの周辺情報